2010/12/08

民族学級(4)大阪市への要望 #minzokugakkyu

つづき→

家に民族学級担当の職員と民族講師が来てくれて、夜遅くまで色々と話しこんだよ。 昔、何かの縁で僕が大阪環状線下の事務所に訪ねたときにも会ったコンヂャも、まだ現役で頑張っとる。そういうたら夏のハギモイムでは、コンヂャってばサンモ回してソンバンしてた!

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民族講師が、プロの職業として長く勤めることができうる環境整備がなされることを望みます。、、予算枠や背景に違いはあれど学童保育の指導員の状況と似てるとこがあるように思う。

↓の要望書は議会タイミング的にはもう遅い?のですが貼っておきます。

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「国際理解教育推進事業の拡充と予算増額を求める要望書」

大阪市教育委員会委員長 佐藤友美子様
国際理解教育推進事業の拡大と予算増額を求める要望書

日本の公立学校には、韓国・朝鮮にルーツを持つ子どもたちがたくさん通っています。そういう子どもたちが週に一度、民族講師のソンセンニムとともに民族について学び、自尊感情を高めるための民族学級・民族クラブが市内105の小・中学校に設置されており、さらなる広がりを見せています。

学校の状況や子どもの人数によって、取り組みの形態はさまざまですが、子どもたちは自身のルーツと向き合いながら生きる力を育んでいます。

また、ソンセンニムたちは、クラスや地域の取り組みにも積極的にかかわりながら、すべての子どもたちの「韓国・朝鮮との豊かな出会い」づくりに努めています。

私たち保護者は、子どもたちの生き生きとした成長を見守る中で、民族的アイデンティティーを育むことや、多文化共生教育の大切さを実感しています。

しかし、取り組みが広がる一方で、民族教育の制度保障はなかなか進んでいません。

2007年度から国際理解教育推進事業が始まり、民族講師が非常勤嘱託職員として採用され現在に至っています。そして、民族講師の存在は韓国・朝鮮にルーツを持つ子どもだけではなく、日本人をはじめすべての子どもにとっても、国際理解教育を進める上で、大きな役割を果たしてきました。

にもかかわらず、大阪市は今年度、民族教育・国際理解教育の拡充を求める多くの人たちの願いを受け入れることなく、国際理解教育推進事業の予算を削減しました。大阪市の財政が厳しいからと言って、一律に貴重な教育にかかわる予算を削減することには疑問を持たざるを得ません。

「…娘の通う学校は、私の子ども時代のように、国がちがうというだけで、いじめられたり差別されたりするということがありません。これには民族学級の存在が大きいと思います。民族のことを学び理解していく子どもたち。発表会などを通じて、国籍やルーツのちがいを自然にうけとめる子どもたち。こんな学びの機会を与えてくれる民族学級は、絶対に必要だと声を大にして言っておきたいと思います。(小学校民族学級保護者の作文より)」

未来を担う子どもたちが、隣国をはじめさまざまな民族の人たちを理解し、協力していく気持ちと態度を身につけていくことはとても貴重であり親の願いでもあります。

私たちは、教育に携わるすべての方々の献身的な努力と協力で作り上げてきた国際理解教育を、さらに充実させる必要性を痛感しています。

すべての子どもたちが、ともに学び育ちあう大阪市の教育を進めるために強く求めます。

           記

1.国際理解教育事業を拡充するために、予算の増額を行ってください。

2.民族学級、民族クラブをはじめ、在日外国人の子どもたちが民族のアイデンティティーを育む活動の場を保障してください。


2010年
民族教育保護者連絡会代表 高用哲
○○学校 民族学級保護者会

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そこいらで呟かれているように、大阪市下・府下、京都、兵庫、奈良と”在日外国人教育”を取り巻く状況は大きく異なっているし、揃う「足並み」があるわけでもない。僕にもよく判らないことが多すぎる。一体、誰がよく判っているんだろう?? 府外教、市外教で頑張る近しい友人も「まぁ、いつまであるかしらね」なんてこと言うてみたり。

それぞれの現場で「良かれ」と思って行われている活動は今後もされるべき。それらの活動が繋がっていけばより樂しいだろうが、繋がることが目的になるのもな、、。とか言ってる間に、僕の目には、民族教育の現場も、保育、学童保育の現場も、どんどん孤立して分断して疲弊していく姿が目立って見えてくる。何がアカンねやろ。なんでも不況のせいにしたくないけど、やっぱり不況があかんのかね。不況やなくなったときにまた盛り上がって繋がれるためにも、それぞれ潰れん程度に頑張っていこな。

で、民族音楽会の本番は→

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 /青ひょん

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