2011/11/07

民族学級(11)大阪市の国際理解教育推進事業への要望署名/2011秋 #minzokugakkyu

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大阪市財政難に端を発し、市の全ての取組みにおいて予算減が徹底化される中のひとつの現場状況です。

大阪市立の公立小・中学校には市の「国際理解教育推進事業」により「とりわけ在日外国人の子どもが、そのルーツや、言語、文化を学び、仲間との学習を通じて日本社会を生きるチカラを育む」民族クラブ(民族学級)が市内100数校に設置されております。そして、他の取組み同様に民族学級も予算削減で厳しい状況を迎えています。一昨年には17名認められていた民族講師が2名減の15名と、これまで拡充されてきた状況を知る者からは想像できないほど、ここ数年での変化は大きく、また、その厳しさがいつまで継続するのか見えない状況です。

現役のまだ顔を合わせたことのない民族学級保護者も勿論ですが、特に、数年より以前に民族学級へ関わりのあった現在の厳しい状況をご存知無い保護者先輩方と情報を共有し、そして助けを求めたい。民族学級存続に自身の経験談やアドバイスを、是非、現役保護者・講師に伝えて頂きたい。民族学級に感心の無かった「外国にルーツをもつ子どもたちの保護者」の皆さんや、どちらかと言うと民族学級に価値を見出していない方々、そして広く市民の皆さんにも、今一度、民族学級を通じた取組みについてお考え頂けないであろうか、、そういう思いを持って、以下にこの秋の「要望署名」を転載いたします。

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子どもたちがいきいきと学ぶ民族学級の保障を!
国際理解教育推進事業の拡充と予算増額を求める
要望署名
大阪市教育委員会
教育委員長 佐藤友美子様


現在、大阪市の公立小・中学校には民族学級(民族クラブ)が設置されており、子どもたちは民族講師のソンセンニムや民族学級(民族クラブ)での出会いと学びを通して生きる力を育んでいます。韓国・朝鮮にルーツを持つ子どもたちが自分のルーツを肯定的に捉え、いきいきと学校生活を送る姿は、私たち保護者自身にとっても大きな希望となっています。民族学級(民族クラブ)の存在は、すべての子どもたちが「ちがい」を認め合い、豊かに育ちあう教育環境をつくる上で必要不可欠なものです。

また大阪市が進める「国際都市」作りや多文化共生教育の観点からも、民族教育・国際理解教育は今後益々拡充されるものと確信していました。

ところが昨年度より、民族学級(民族クラブ)に関わる国際理解教育推進事業予算削減に伴って、17名の民族講師が15名へと減らされました。今後このようなことが続くなら民族学級(民族クラブ)の存在そのものが危ういのではないかと考えざるを得ません。

私たちは、未来を担うすべての子どもたちが等しくともに学び育ち合う場が保障されるよう、大阪市教育委員会に対して以下の事項について要望いたします。


 記

1.国際理解教育推進事業を拡充するために予算の増額を行なってください。

2.すべての学校園において、在日外国人の子どもたちが自己のアイデンティティを育む場を保障してください。

3.民族学級を担う民族講師の待遇改善、身分保障を進めてください。

民族教育保護者連絡会
民族学級の保護者



署名活動は現在集約直前であります。
また、これまでの経緯・歴史や、保護者が新たに繋がるべく、11/12(土)に交流会(マダン)を予定しています。是非そこでも!

11/12(土)は保護者マダンへに続く→

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 /青ひょん

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