アリス（Tiptree,Jr）没 20年／5.19命日
アリスが死んで２０年。
James Tiptree, Jr. （ティプトリー，ジェイムズ，ジュニア）を、僕ら（？）は勝手な親しみを込めてアリスと呼んでる。そうか、もう２０年も経つのか。
「1987 Kills her husband and commits suicide, May 19, 1987」
ティプトリーショックがあったのは、僕がＳＦマガジンを一番読みふけってた頃である高校生の時。米フェミ文学論争（？）みたいなのを遠くで見ながら、グィンやティプトリに関するお話を読み漁っていた。
『たったひとつの冴えたやりかた』のハヤカワ文庫のカバーイラストは、川原由美子氏が描いてて、クラスの漫画ともだちの女子に「ほれほれ、河原が描いてるねんで♪」と、変な自慢をした覚えがある。僕にとっては、大変な自慢だったのだ。ほかに、再版の中、カバーイラストが変わったものもあったね。
また、『たったひとつの冴えたやりかた』で涙したことよりも、『愛はさだめ、さだめは死』の気持ち悪さに「オエッ」っとなった感覚のほうが、僕にとってとても大切でした。当然のように大原まりこを読むときも、ティプトリを読むように読んでました。
ティプトリが自殺したということを聞いてからは、毎年５月１９日にはアリスのことを思い出して、それを肴に食事してます。そのことを忘れないのは、僕や友人の（妻も！）誕生日が５月下旬に集中してるからなんですが^^;
５月の連休辺りの出来事をupしたいのだけど、なかなか出来なくてつらい。
最近の一番のショックは「ヨンミショック」と、久しぶりに太鼓さわって「身体動かないショック」。
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【追記】
2011.05.18 2010年の命日には悩みつつも「愛はさだめ、さだめは死」とした。明日2011年の命日には何をどうしようか、今日一日あたまの片隅で考える
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