2010/06/25

第42回みんなで保育・子育てを考える集会参加(2010年)、3年後「こども園(仮称)」、保護者会同士の交流

会場は大阪府立大学。美章園で乗車して「三国ケ丘駅」で阪和線を乗り継ぎ、南海高野線「白鷺駅」から徒歩10分。地下鉄「なかもず駅」から徒歩という案もあったが、やらんで良かった。保育園のみんなとは三国ヶ丘駅で合流。オトナ子供30人ぐらいの大所帯。雨だと気分も冴えないところですが、お弁当タイムに少し降られただけやった! 蒸し暑かったけど、総じて良い体験だったよ。スタッフの皆さんごくろうさまです。

  • 大保連(大阪保育運動連絡会)
    第42回みんなで保育・子育てを考える集会

    http://www.daihoren.com/


良い体験、、、良かったのはオトナだけ^^;? 会場の保育コーナーで保育お願いした子どもたちは、見知らぬ慣れない環境で紛糾!ライトは2歳児コーナー、リンゴは学童コーナーへ。ライトは部屋に入ることすら拒否。号泣。心苦し過ぎる。

「それでええ?ホンマ?預けて行っちゃう?ホンマに??」

って後ろめたさ一杯のオトナ多いよコレ。

参加者は沢山ある講座の中から好きなものを選択する。午前・午後合わせると36程テーマがある。多すぎるやろ! 僕は基調講演を少し聞いた後、各会場・各講座を覗きつつ府大キャンパスを散歩。大学生協でゲットした小腹グッズを食らいつつ1時間ほどブラブラする。途中でスタッフに連れられてキャンパス内を散歩する子どもたちに遭遇。リンゴ・ライトと顔を合わせたらマズイわ、と植裁の茂みに身を隠す。それなりに楽しそうな子どもたちの姿をコッソリ見れて、ちょっと安心。学童クラスはザリガニ釣りに勤しむも、結果はアカンかったってよ。

昼まで残り1時間弱、中山徹氏の「どうなってるの?保育のしくみ -保育連の活動交流」を聞く。中山徹氏の写真はいつも拝見してたけど、喋らはる姿は想像通りだった。違和感ない。表情に揺れが無いんやな。

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午前「どうなってるの?保育のしくみ」



僕は保育園民営化や市場化を否定しない。うちの保育園の経営陣がそっくり変わるのが、子ども、保護者、職員、地域とってイイ選択肢になるなら、それも全然アリだと思ってる。

昨日、保育園から2009年度の収支バランスシート、賃借対照表が配布された。それだけ見せられても詳細は掴めないけど大枠は理解する。僕が勤める社員10名ほどの一級建築設計事務所と大枠変わらん。園長も組合も、すぐに人件費な話題になるのはよく判る、、、あんまり言わんとこ、おこられる、、、。まぁ、ウハウハという感じでは無い。だからと言ってイベント話を正三園長と話すなかで「職員の人件費捻出できひんし、それは出来ん」と言われても、「はいそうですか」と納得する訳でもない^^; そういうたら福祉保育労分会の団交も昨日や言うてたな。

現行制度の「認定子ども園」ではなくて、文科省(幼稚園)/厚労省(保育園)とは別枠成立を目指してる幼保一体化施設「こども園(仮称)」の設置に関しては、現状では3年後施行のスケジュールがあるが、法制化の中身についてはこれからということ。介護保険や医療保険なんかの枠組みを当てはめてみると理解しやすい、、、と中山氏が説明。とりあえず今の保育園、幼稚園という枠は一旦全部壊し、とりあえず、ぜーんぶこども園にすると。その中に、福祉的な受け皿である保育所的な「こども園」があったり、教育サービスの充実している「こども園」があったり、病後児保育に長けている「こども園」があったりすると。大小様々なこども園をニーズに合わせてユーザーは利用する。いろいろな病院を僕らが利用するように、、、。

で、保育の最低基準の”撤廃”、、、自治体の弾力的な運用「可」が進む中で、色々な主体が業界に参入できてサービスや福祉を競いあえる方向が、ほんまにええことなんかな? 誰の声を聞く”改革”なんかな? 施設を利用する保護者たちの声を聞く方向が最も優先されるべきではないかな? と話を〆めはった。

とはいえ、、、

保護者の声というのが、どうなのかという話。保護者会いうて、そんなに流行ってるか言うたら流行って無いんちゃうかな。というか他の園の事情なんて判らない。今までに4つの保育園・保護者会(吹田市公立・吹田市私立・大阪市立・大阪市私立)を経験してきた僕ですが、他の保護者会が知る機会って、それこそ全保連の機関誌「ちいなか」でしか判らない。あとは地域のPTA・町内会が回覧板で回してくれる情報。

保育園サイドは保護者会はピンキリやし、幼稚園サイドは全然状況が違うからねぇ。総じて幼稚園の保護者会の取り組みってスゴイね、って感心する。僕の妹の幼稚園保護者会はめっさ活発。運動会も保護者会半分仕切ってる。各々の現場で皆さんギリギリ頑張ってて、よその園や保護者会との付き合いなんて手は回らないし、興味を持ちようが無いって状況なんちゃうかな。新旧どんどん入れ替わり多種多様なニーズに動く保護者の「声」に期待するんは無理ちゃうやろか。そういう意味で、「あるか無いか判らない保護者の声をスルーして、他業種に業界へ参入して”活性化”してもらおう」という皮算用の立ち方は判りやすい。

それでも、保護者の声が「ある」として、もうそれは「署名活動では苦労のしがいが無い」と理解しなあかんとも思う。(与野党含めて36人の紹介議員のもと請願した、全保連仕切りの国会請願署名 292 万筆は、「民主党の選挙対策な国会運営・審議時間短縮(野党的には党利党略と言いたい)」により審議されずに審査未了と取り上げられなかった、、とかな報告も大保連サイドからあった。勿論、署名活動がムダだという根拠にはならないが、そのことが与党に対する批判材料にされてる感じを見て、逆に、もう署名ええやん、って更に思った)

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その辺の話があったので転載↓

西日本新聞の特集【「保育」どこいく 制度改革を考える】


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午後「保護者会を楽しむ方法」
~保護者会同士で交流



話は続く。
えーっと、面倒やったり魅力なければ保護者会はやらんでええやろと思う。

僕は、保護者~職員がホンネで交流したり、送迎時が楽しくなるような誘導のためにも保護者会はあるべしと考える。あんまり言い過ぎるとアカンが、行政への署名活動する時間と労力は全て「交流」そのものに費やすほうがプラスになる現場は少なくないやろ、、、と想像する。勿論そうでない保護者会もあるだろうけどね。そういうたら、うちに新入園で来はった保護者から長池幼稚園の話を聞く。おやじ達もめっちゃ活動してはる幼稚園。そんなんはとても無理!

そんなことも考えつつ、午後の保護者会同士の交流?の講座に出席。

保護者会が無い施設も増えてるようやし、「保護者会いらんやろ」って声も普通に聞かれるようになってる。うちの保護者会はバブルはじけて長い不況の中で、その内容を縮小してきたようだけど、他も同じような流れがあるようだ。「会長はくじびきになりました」「地域との縁は切れました」など、ここ4、5年にも大きな波があったみたい。報告を聞きつつ実感する。一方、運営開始して10年ぐらいの保育園や保護者会が「絶好調」みたいな報告もあって、それぞれやな、って感心する。

新金岡センター保育園保護者会、
大阪市みどり保育園保護者会、
八尾市立末広保育所父母の会

の会活動報告がありました。あれやな、全然知らん施設やけど、やっぱり面白いな。すごい参考になったよ。それぞれ担当者のメアドも伺いました。いきなり話かけてゴメンな^^; ありがとうございました。

交流会中、聞きたいこと話したいことはナンボでもあるねんけれど、僕なりに遠慮しつつ(?)質問のやりとりをしました。、、いやまぁ喋り過ぎてたらゴメン。(後で、あんた坊さん?僧侶なん?って同席者から問われた。そんなに喋りが上手やったら人生ちゃうかったってよ^^;)

もっと沢山の参加が最初あるのかと思ったら、報告サイドの3施設以外に、僕含めて3施設ぐらいで少ない感じ。でも、あれ以上参加者が多いと収拾もつかんかったかもね。あれやな、午前午後一日中、保護者会同士の交流にして欲しかったな。そういうの思ってるのは僕だけなんかな。

話題は、保護者会の組織の有り様、園・組合との関係、地域や他施設との付き合い、保護者会費、各種イベント、運動会の保護者イベント、バザー、お父ちゃん会・オヤジ会、育てる会、太鼓活動などなど。

いも掘り&BBQって定番なんやね。うちでは今はしてない。あと、どこのオヤジの集まりみても和太鼓多いね。職員はエイサーか。うーん、太鼓なぁ、あんまし気が乗らんのな^^; 誰か他の人が仕切ってくれてそれにチャンゴで乗っかるのは全然かまへんねんけど。、、、それとも、和太鼓も出来たほうがええんやろか。いやいや、無理無理、手をひろげすぎ。やはり何か他でやれんかな。

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リンゴが0、1歳時に世話になった吹田さくら保育園のシダさんにも会ったし(冊子にレジュメ書いてはる)、さくらんぼ保育園の話も聞いたし、リンゴ2歳時に世話なった吹田山田保育園のコニシさん初め何人もの職員に会えたし(冊子に濃いこと書いてはるわ)、なんや繋がってるなぁ!と思いました。、、繋がってるというか、多分、僕がその辺りに入り込んでるんやろね。そういう園の職員ってタイヘン過ぎやな。

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そういうたら学童保育で言うと、「ハートフレンド」ってやっぱし頑張ってるし、”こっち”も学ぶ面がいっぱいある。スゴイなって思う。以前はどっちか言うと「言うても”保守”やし」って、僕はそういう目で見てたけど、やっぱしそれではイカンわ。

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