tag:blogger.com,1999:blog-602875355339549072.post6224082117297896793..comments2023-10-12T20:59:38.792+09:00Comments on aohyonMemo: Burma VJ、カレン族、先は見えぬが叛乱は必ずある(2)ムン青ヒョンhttp://www.blogger.com/profile/07515651276419978850noreply@blogger.comBlogger1125tag:blogger.com,1999:blog-602875355339549072.post-39055651753556879202010-06-14T14:32:34.077+09:002010-06-14T14:32:34.077+09:00どもども。前回のコメントに書いた大阪の先生は、大阪外大じゃなくて阪大でした。失礼しました。
「カレン...どもども。前回のコメントに書いた大阪の先生は、大阪外大じゃなくて阪大でした。失礼しました。<br />「カレンの民族としての一体性」っていうところは過大評価しても過小評価してもいかん部分なんでしょうね。自分の知り合いにもカレンの人はいたけど、その人がそうだったように多くのカレン人は今や、ミャンマーの中の一員として生きることを選択しています。ミャンマー政府が問題山積みの政権であったとしても。<br />「~族」って言い方は確かにバイアスのかかった言い方なんで、僕はミャンマー関連で何か書くときには「カレン人」と書くようにしています。<br /><br />言語的なことについて言えばカレン諸語はチベット・ビルマ語族の中にで最南端の分布なんですが、語順は多くのチベビが日本語と同じく主語+目的語+動詞なのに対して、カレン諸語はチベビでほとんど唯一、英語や中国語、タイ語と同じ主語+動詞+目的語の順番。これは彼らの基層言語がチベビとは異なる言語だったか、もしくは非チベット・ビルマ系のモン語やタイ語に囲まれていたため語順が変化したと考えられます。<br />それはさておき、彼らの言語とビルマ語は、日本語と中国語ほど違うことになり、これじゃあ「お前はビルマ人だ」と言われても困るよね、というお話で。<br /><br />在日コリアンとカレン民族の共通点は言うまでもなくマイノリティーであることなんだけど、違う点は彼らが世界に認められる祖国を持たないことだと思うんですよね。祖国も統一された文字も言語も宗教もないけれど、それでもカレンの一体性を主張し、長年戦ってきた。<br />とはいえ、ミャンマーの中央政府を倒す力量があるわけでもなく、中央政府も反政府組織を殲滅する力を持たず、高峻な山脈に守られて拮抗状態のまま21世紀を迎えた。<br />もちろんミャンマー全体が東西陣営が角付き合わせる激戦地でもあり、マジョリティーのビルマ人政権は東側が、マイノリティーは西側が支援する構図もあったけれど、多くの反政府組織が麻薬の売買に関わっていることから、白眼視されてきたことも事実なんですよねぇ。我々東北アジアと東南アジアでは、このあたりの事情がかなり違うんだろうと思います。HUnoreply@blogger.com